2016年J1 2節 ヴィッセル神戸vsアルビレックス新潟 所感と評価
勝利した日はスポーツ番組巡りが忙しいですなー(笑)
試合結果
神戸:6 (9') 石津 大介 (45') 相馬 崇人 (67') レアンドロ (69') ペドロ ジュニオール (73') ペドロ ジュニオール (85') 相馬 崇人
新潟:3 (45+3') 指宿 洋史 (49') ラファエル シルバ (60') ラファエル シルバ
まさに馬鹿試合といえるような結果に。
前節の無気力っぷりはなんやったんや!?というくらい、戦う意気込みが選手から感じられました。
ほんとに全員がこの試合にかけてるっていうのが伝わってきたので良かったのですが、監督に怒られなくてもこれぐらいの意気込みを持ってほしいなぁって思ったりもします。
立ち上がりは非常にコンパクトで前線からの守備もはまっていました。
1点目は石津の嗅覚もあって、非常に良い時間帯での先取点になりました。
シュート前の落ち着きも良かったですね。GKの交わし方は2014シーズンのペドロが良く見せていた形だと思います。
2点目のきっかけになる峻希のボール奪取も良かったです。
切替の速さとボールへのプレッシャーのかけ方が良くなっていましたね。
1失点目は気の緩みということで論外ですが、気になるのが2、3失点目あたりの時間帯ですね。
悪いときのヴィッセルとなっていました。
バタバタして、パスが雑になりファウルも増加。ラインが下がって結果的に良いボールを上げられてしまう。
ここを1失点で抑えられるようになるのが今季の目標ですね。
逆転してからの時間帯は見事でした。
流れを変えたのは間違いなくケージローとPJですね。
2人とも前への推進力・爆発力を持った選手なので新潟を押し込むことができました。
特にケージローの貢献度は計り知れないですね。
あの時間帯の守備時の二度追いは新潟にとっては恐怖だったでしょう(笑)
悪い流れを良い流れに変えることができる選手が戻ってきたこと、またそのように流れを変えることができるようになったことが収穫ですね。
良かったところ
中盤のコンパクトな守備
アンカー村松の前に藤田と前田が攻撃と守備をバランス取りながら行うというのは上手くハマっていました。
特に村松のアンカーが良かったですね。
チームNO1の走行距離とデータにも出ていますが、中盤を縦横無尽に走り回ってくれました。
ファウルにならずきっちりボールを狩ってくれますし、サイドへ追い込む際もきっちりスペースを埋める動きをしてくれいました。
セカンドボールも収めてくれていましたし、あまり攻撃的なプレーは無かったですが藤田・前田にシンプルにボールを渡すことで中盤に良いリズムを生み出していました。
藤田前田も攻守にわたって大健闘。
藤田は守備時の荒さが気にはなりますが、攻撃にシンプルにボールを捌く所に好感が持てます。
「お!?そんなとこに出すんや!?」っていうシーンは無いのですが、堅実にチャンスに結びつく箇所にパスを出していく姿はすばらしい。
前線との連携が深まってきたのかもしれないですね
スンギュのフィードセンスと前線2枚の速攻攻撃
バックパスをダイレクトにピンポントで前線に蹴り込むスンギュの足元のテクニックに脱帽。美しさすら感じました。
レアンドロ、千真の二人はトラップも上手いですしキープ力もあるので、そのような速攻時にボールがきっちり収まるんですね。
さすがにそのまま行って来い!なプレーは厳しかったですが、他の前線メンバーがあの速攻に絡むことができるようになれば面白い攻撃ができるようになると思います。
前線からの守備
レアンドロ、千真、石津、ケージローの前線からの守備は良かった。
さすがに吉田-ポポの連動したボール追いレベルではありませんでしたが、各々がサボっていはいけないタイミングできっちり守備をして
あわよくば攻撃に絡めることができる守備をしていました。
石津の先取点や2点目の千真のプレスなどがそうですね。
ケージローは2人分プレスするのでチームとしても前線に厚みをもたらすことができます。
神戸っぽいハイプレスショートカウンターができていましたね。
勝負
岐阜戦でも甲府戦でも「勝負せえ!!勝負を!!」と何回叫んだことか。
無難なプレーでは決して相手を怖がらすことはできません。
その点神戸の勝負番長こと相馬のプレーはチームメイトを勇気付けたでしょう(勝手に呼んでます(笑))
まぁ勝負できるテクニックとスピードを持っているからというのもありますが、サイドの高い位置でボールを持った相馬はワクワクさせてくれます。
絶対勝負するぞ!っていうギラギラがいいですね、ほんと。
あとはペナルティエリアでのペドロですね。
昨年は低い位置でボールを持ってはカットされてカウンターの基点になったり、ドリブルが足につかなくてカットされたりと散々やったんですが
やっぱりペナルティエリア内でボールを持つと怖い選手ですね。
コルテースを一瞬で交わして、きっちりファーに流し込むシュートはペドロの真骨頂でした。
このプレーをきっかけに復調してほしいなぁ。
本来の力を発揮すれば、ほんまに相手チームにとって脅威となれる選手なんやし。
(2点目の相馬へのアシストもそうですが、意外と視野広くてパスも上手いねんよなぁ)
もうちょっと頑張って欲しいところ
守備の連携
これはまだ仕方ないのかなぁ。
危険な選手(今説で言えばラファ)をフッとフリーにしてしまったり、裏を取らせてしまうことが多々あります。
岩波、高橋、伊野波と絶対的な高さがあるわけじゃないので、良いクロスを上げられてしまうとちょっと厳しいという点も気になりますね。
後半の最初のほうは中盤を省略した形で攻められて、そこの弱さが露呈してしまいました。
ただ全力で体を張って止めにいっている姿勢は伝わってくるので、もう少し様子見ですね。
なんにせよ2試合で5失点は多いです。
スンギュと守備陣の連携を高めていってほしいです。
最後に
来週が楽しみになりました。
大量得点で勝った次の試合はしょうもない負けになることが多いので、今年こそは「神戸は変わった」というところを見せてほしいですね。
19時から味の素スタジアム。
うーん・・・・・・
仕事定時ダッシュしてもギリギリ間に合わないなぁ・・・
残業が発生しないようであれば応援に行ってきます!