魚住日記

ロードバイクFELT F75に乗りながら、ヴィッセルを応援したり、漫画読んだり、ゲームしたり、写真撮ったりするブログ

2016年J1 5節 ヴィッセル神戸vs湘南ベルマーレ 観戦記と所感と評価

関東在住サポとして、待ちに待ったアウェイ観戦です。
東京戦は平日だったので、残業のせいで参加できひんかったからな・・・

 

観戦記

「昨年も行った時もそんなに遠く感じひんかったし、散髪行ってからスタに行こうかな」と余裕ぶっこいてたら、キックオフに間に合いませんでした。
東京→横浜は一瞬やねんけどそこから先が意外に時間かかるねんな・・・
しくじったわ・・・

 

BMWスタはゴール裏の高さが無いので反対側のプレーがなんも見えへんという欠点がありますね。
ただその代わりに試合後の選手との掛け合いはめちゃくちゃ近くで選手と交流できるという利点もあるんやけど。

 

すごい嬉しかったのは電光ビジョンでアウェイチームのゴールもリプレイを流してくれること!!
いろんなスタジアム行ったけど、これは湘南が初だったような気がする。
ほんまにありがたかったなぁ!

帰りの駅行きバスも大量に準備してあるし、公園内の桜も綺麗し、よいアウェイ観戦になりました。

 

試合結果

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神戸:2 (14')渡邉 千真 (34')レアンドロ

湘南:1 (11')菊池 大介

ポジションに拘らない勢いと攻撃力のある湘南スタイルvs規律に従い各ポジションの仕事を正確にこなしながらプラスアルファを見せて行く神戸という見所の多い好ゲームでした。
お互いが相手のよさを潰しながら、自チームの良さを出していくという締まったゲームだったのでワンミスでゲームの流れが大きく動いてしまいました。
本当に拮抗していたゲームで、勝利できてホッとしています。

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1失点目:
前半はフワフワとしていましたし、攻撃時に人数の多い湘南を捕まえることができず悪い流れが続いていました。
監督から指示があったのか、サイドバックのところで厳しく守備をするのではなくクロスを上げさせてから跳ね返してセカンドボールを拾うという感じでしたね。

そのうちクロスかシュートか判断のつきにくい菊池選手のボールがスンギュのニアを破ってゴールとなりました。
これに関しては打ち切った菊池選手が見事でしたね。
スンギュもポジショニングがおかしくて、ニアを空けていたので反応はしたのですがそのままゴールとなりました。
この失点以外にも前半25分ぐらいまでスンギュは不安定でした。(代表に行って試合感がちょっと戻ってきてなかったのかな?)


1得点目:
悪い流れの中愚直にプレスをかけ続けた前線の努力が実ったゴールでした。
苦し紛れのバックパスを出さざるを得ないぐらいプレスをかけて、その後GKまできっちりプレスをかけました。
村山選手のミスキックでもありますが、あそこまで追ったペドロに拍手ですね。

 

一瞬の判断で千真にパスを出したペドロもすばらしいですし、きっちり走りこんでゴールに蹴り込んだ千真も見事でした!
これで千真はリーグ戦初ゴール!
キーパーにもつめられていましたし地味に難しいゴールでしたが、きっちりと決めきりました。
ほんまにこの決定力は職人芸ですわ。

 

2得点目:
またもやペドロのキープ力と執念がゴールに結びつきました。
レアンドロもきっちり決めましたねー。
ああいうゴール前のゴチャゴチャってなかなか決まらへんねんけど、そこはさずがのレアンドロでした。
千真といいレアンドロという決定力のあるストライカーがいるとめちゃくちゃチームの助けになりますね。

ペドロに浮きだまの小気味のいいパスを出した藤田、レアンドロにレーザーのような楔のパスを出した三原と中盤二人のプレイもゴールに結びついたと思います。

 

良かったところ

攻撃時の4TOP

この戦術は両サイドの運動量が鍵になるんやけど、今のケージロー&千真のサイドは見事に戦術どおりのプレーをできてますね。
守備時はガッチガチの4+4の2ブロックで守備をして、前に外国人FWを二人残すという典型的な引きこもりカウンターのようなポジションになります。
解説の方もそこを指摘していましたね。

ただ一転攻撃になると一瞬で4トップのような形に遷移します。
カウンターとして攻めきるだけでなく遅攻になっても、この4人が流動的に攻め込みます。
トップ2人のキープ力とテクニック、サイド二人の走力と運動量が組み合わさって爆発力のある攻撃をしていると思います。

 

ちょこちょこボールを相手に引っ掛けていたのが気になるけど、得点以外でもあわや1点ていうプレーが随所にありました。
このメンバーがずっと好調というのも難しいけど、調子がいいうちに勝ち点を積み上げていって、
控えメンバーが入っても攻撃力を維持できるようにしたいですね。

 

ボランチの安定感

まさか三原に対して安定感があるというコメントをする日がくるとは(笑)
守備で輝きまくってました。
危ないスペースを埋めて、少しでも隙があればボールを奪いにいくことでパウリーニョ選手に好きにプレーをさせていませんでしたね。
セカンドボールも抑えていることができていたので、なかなか湘南のリズムにならず神戸は安定した守備をすることができていました。

そして藤田。
三原の守備が良かったので攻撃にも力を割けたのか、連携がよくなってきたからか攻撃参加が効果的でした。
長短のパスで前線4人にボールを配給し、少しでもスペースがあればドリブルでリズムを作りとまさにチームの柱でしたね。
スタジアムで見てたときも一瞬の体の使い方で相手を剥がすのが上手いなぁって思ってましたが
それ以上にすごいのがいてほしいところにいるという能力。
録画を見直したときにビックリしました。


GKやDFからの攻撃移行の早さ
昨年も足元のある岩波や祥平が組み立てに参加したり、前線への楔のパスを入れていましたが
今年はさらに伊野波も同様のプレーができることで厚みをもたらすことができています。
そしてなによりスンギュの足元の上手さとセンスですね。
一発で前線に通すことができるので、なんでもないボールでも一瞬でカウンターに持って行ける破壊力があります。
フィードでもスローでも精度が高くスピードもあるので、相手からしたら脅威になるでしょうね。
湘南戦だけで言えば6割方攻撃に直結していたように思えます。

 

もうちょっと頑張って欲しいところ

特になし
この試合に関しては大きなミスもなく、集中力が保たれていたので気になるポイントはありませんでした。

 

最後に

公式戦4連勝に鬼門の湘南アウェイ勝利と嬉しいこと尽くしでしたね。
次節は引いて守ってくるであろう福岡です。
引いて守る相手にも通用する強さなのか、それとも開幕戦のようになすすべないのか。
次節で今のチームの強さ勢いが本物なのか試されると思います。

石津の恩返し弾も期待やね!!