魚住日記

ロードバイクFELT F75に乗りながら、ヴィッセルを応援したり、漫画読んだり、ゲームしたり、写真撮ったりするブログ

2016年J1 8節 ヴィッセル神戸vsベガルタ仙台 所感と評価

復帰したレアンドロの調子もイマイチな中なんとか勝ち点を取れた試合でした。
前半の展開を考えると勝利が欲しかったなぁ。


試合結果

神戸:2 (7')(90'+3)渡邉 千真
仙台:2 (18')野沢 拓也 (72')奥埜 博亮

相変わらず野沢はええ選手やなぁ(笑) ボールを持たれるとほんまに怖いわ。


1得点目:
藤田のロングスローが起点となった得点でした。
あのあたりで外にボールが出るとコーバーキックと同じような脅威を与えることができるというのは、ほんまにすごい利点やな。
まぁ高さを活かせる選手がいないっていうのは気になるけど。

相手の微妙なクリアを小林がヘディングでつないで千真が反転シュート。
トラップをせずにすぐさま反転してシュートは、千真の技術の高さを見せ付ける好プレーでしたね。
ペナルティエリア内での落ち着き、技術、決定力はJ1トップクラスですね。

 

1失点目:
野沢のゴール・・・・
これは小林の判断ミスですね。
ボールががちゃがちゃしててセカンドボールを何回も拾われて攻撃をされていた場面ですので、
シンプルにどかーんっと蹴り出して時間を作るべきでした。
足先だけでヒールクリアみたいな形になったので、守備の体制が整う前に攻め込まれてしまいましたね。


2失点目:
奥埜はキレキレでしたね。
ドリブルを止めれなくて、峻希が自陣に釘付けになっていました。
そんな中のゴール。
反転して伊野波をきれいに交わしてからのシュートでした。
これはビューティフルでしたね。
その前の相馬さんのところで空中戦競り勝てないのはわかっていたと思うので、奥埜と1対1にならないようもう一人カバーが欲しかったです。

 

2得点目:
三原からペドロにきれいなパスが通り、ペドロのドリブルから千真にパス。
またしてもペナルティエリア内で綺麗なトラップをした千真が足先を伸ばしながらのシュートを放ちました。

これで直近5試合で千真は6ゴール!?
サイドであれだけハードに献身的なプレーをしてくれた上に、これだけの決定力てほんまにすごすぎ!!
さすがカピトン!!
ペドロとの相性もいいですね。


最後の最後まで諦めない姿勢が言葉だけでなくプレーで見せてくれたことがうれしかったですね。
今までのシーズンとは違う感じがします。
こういうときに勝ち点を取りこぼしてきたのが、今までのシーズンでした。

 

良かったところ

藤田、三原コンビの安定感

あれ!? 気付いたらJでも屈指のダブルボランチになってる気がするぞ?(笑)
三原は元々これぐらいのポテンシャルがあったのか、それとも藤田と組むことで成長したのか
今このコンビでほんまにバランスのよい組み合わせになっていると思います。

 

元々三原の守備は食いつき癖があるとはいえ、きっちり体を張れるしたくさん走ってスペースを埋める動きも高次元でこなせる選手でした。
そこに今はセカンドボールの予測力が高まってきっちり回収しますし、縦パスやサイドチェンジなど決定的な攻撃につながるパスも出せるようになっています。

 

藤田は守備は完璧でしたが、神戸の攻撃に慣れていないこともあってパスがおとなしい事もありましたが、今はゲームをつくるパスを多数供給しています。
また三原を信頼しているのかタイミングを見計らって前に上がることも増えてきました。
攻撃のバリエーション増加につながるので好ましい変化ですね。


ブラジル人コンビ
レアンドロはトップコンディションじゃなかったこともあって不用意な取られ方やボールが収まらないこともありましたが
やはりペドロとの相性は抜群でしたね。ワンタッチでペドロが求めているボールを配給できるのでペドロも気持ちよさそうでした。
この2人が楽しいそうにサッカーをして、そこに千真や小林が絡んでいくことでさらに良い攻撃ができるようになると思います。


カピトン千真
ほんまに千真様様やな。
「僕はキャプテンっていうガラじゃない。プレーで引っ張っていく」とシーズン当初に言ってましたが、まさにその通りのプレーです。
守備の献身性、戦術理解力、決定力、ガムシャラなプレー。ほんまにすべてが最高の選手です。
この姿勢を若手はほんまに見習って欲しい。

こうなることを見越してのキャプテン任命であれば、ネルシーニョはほんまにとんでもない名将ですね。

 

もうちょっと頑張って欲しいところ

小林、増山の判断力とチームへの貢献
小林はトラップめちゃくちゃ上手いので狭いところでもきっちりボールを収めますし、
ドリブル、パスも高水準でこなせています。現時点で右サイドでのファーストチョイスという点では間違いないでしょう。

 

増山のドリブルは相手のDFラインを下げることに役立っていますし、相手DFを複数人引きずることができるのでスペースを生み出しています。
相手を交わしてからのクロスもそこそこ精度が高いので攻撃では良さを出せています。

 

ただしそれは2人を単品で見たときの話です。
右サイドの連動性という意味ではぜんぜんダメです。
右サイドは峻希の攻撃センスと走力を絡めて押し込んでいくことで強みが出せるようになっています。
峻希が追い越す動きをするために預けたボールを、キープではなく中にドリブルして簡単に取られたり
マークをはがすためのパス回しでキープしようとしてボールを取られたり、
取られた後に戻るのが遅かったりと軽いプレーが続くと峻希が上がることができません。
そうなることで峻希が自陣に釘付けになり右サイドが停滞するようになっています。

判断力の向上と献身性というものを身に着けて欲しいですね。

最後に

レアンドロが無事に戻ってこれたということが1つ安心材料です。
ケージローが復帰するまでにどれだけ勝ち点を稼げるかが上位進出の鍵になると思います。
若手の突き上げが大事ですし、ほんまに良いチャンスをもらえていると思うので奮起して欲しいですね。

GWは過密日程ですので若手もチャンスがあると思います。
期待しています。