2016年ナビスコカップ グループステージ 第4節 ヴィッセル神戸vs大宮アルディージャ 所感と評価
大宮は元神戸組が3人出場していたので、がんばってるんやなーと少しうれしい気持ちになりました。
こちらもええとこ見せるために奮起して勝ってほしかったなぁ。
内容的には引き分けで御の字って感じの試合でした。
試合結果
神戸:1 (58')渡邉 千真
鹿島:1 (17')江坂 任
大宮は神戸がやりたいサッカーを伸び伸びとやっていましたね。
ブロックを組んで堅守して、攻撃にはサイドの選手が連動することで素早くフィニッシュまで持っていくというサッカーでした。
1失点目:
マテウスすげー!!
粘り強い守備のできる峻希がぶっちぎられるのを見て絶望しました。
なによりマテウスに良いタイミングでパスを出した翼が良かったですね。
相変わらずパスはうまいなぁて思います。
タイミングも出す位置もバッチシでした。
前半はこのシーン以外にも前線にスパスパとパスが入るシーンが散見されました。
1得点目:
相馬は奥井にずっと抑えられていたのですが、この時は奥井の弱点を見事に着いたパスを出しましたね。
良くも悪くも奥井は思い切りの良い守備をするので、相馬に食いついてしまった瞬間を狙われましたね。
ペドロのキープ力とパス、そして千真の決定力は本当に頼りになります。
この前の記事で怪我人が離脱している間はこの2人の2TOPが頼りになるのではないかと言っていましたが
まさにその2人で点を取りましたね。
あっぱれです。
良かったところ
スンギュのセーブ力
スンギュに何点救われたことか・・・
スーパーセーブがいくつかありました。
守備範囲やフィード力に目がいきがちですが、やはり基本的なセーブ力も高くて頼もしいですね。
CBの攻撃的な守備
ひやひやすることもありましたが、そのまま攻撃に結び付けれるような守備の仕方に変わってきてますね。
特に岩波は意識改革があったのではないかと思います。
祥平も早めに狩りにいくスタイルなので切磋琢磨して、かつ伊野波のバランス感を学習してほしいですね。
食いついていい時悪い時の判断精度を上げる必要があります。
千真キャプテンの奮闘
ほんまに頼りになるわ・・・
90分間体を張り続けて、前線からのプレスもサボることなく
決定機では価値のある得点を取ってくれました。
もうちょっと頑張って欲しいところ
サイドプレイヤーのポジショニング
藤田と三原が中央でバランスよくプレーできてたのは、サイドに千真とケージローという運動力とポジショニングのよさを備えている二人がいたからなんですね。
小林と石津だと両ボランチがサイドのスペースを埋めに行くため、お互いの距離感も悪くなるし守備もはまりませんでした。
藤田の調子が悪かったということもありますが、中盤はボロボロでしたね。
攻撃時も守備時もポジショニングが微妙に中途半端でコンパクトな守備もできないし
連動した攻撃もできないという悪循環でしたね。
若手メンバーの奮起
確かに自分の良さを見せる必要はあると思いますが、最低限チームに利益のあるプレーをしてから
自分の得意なプレーをするよう判断をしてほしいと思います。
松村が二人交わしてペドロにパスしたシーンや、増山のアーリークロスなど良いプレーもいくつかありました。
それでも、無理やりなドリブルを突っかけてボールを奪われるシーンのほうが多く、チームに不利益を与えるプレーが多かったです。
特に松村は後半の途中から入って元気なはずなのに運動量も少なく、自分がパスを出したら歩いているところなど数年前からの課題がなんら改善されていないことに疑問を感じました。
自分より優れている千真やペドロがめちゃくちゃ走って体を張っているところ見ているはずなのに、なぜ自分もがんばろうとならないのか?
ネルシーニョも厳しく指導してくれるはずなので、1年後には変わっているかもしれません。
変わってもらわないと困ります。
前田はところどころ縦パスを出すタイミングの遅さや躊躇している感じが見て取れましたが、体を張った守備が効いていたと思います。
特に前にパスを出すスペースが無いときに安易にバックパスを選択するのではなく、キープしながら自分のスペースを作ってパスを出したシーンにセンスを感じました。
最後に
4月は公式戦無敗という記録は続いています。
レアンドロとけーじろーが帰ってくるまでその記録を続けておいてほしいですね。