魚住日記

ロードバイクFELT F75に乗りながら、ヴィッセルを応援したり、漫画読んだり、ゲームしたり、写真撮ったりするブログ

PSM ヴィッセル神戸vsFC岐阜 所感と選手評価

2016-02-21(日) に長良川プレシーズンマッチが行われました。

開幕を1週後に控えた試合でしたので、非常に重要な試合でした。

そもそもヴィッセルは始動が遅く練習試合も1試合しかしてない状態なので、現在の状況が分からず、この試合で仕上がり具合を図るしかなかったんですよね・・・

 

試合結果

岐阜:0
神戸 :1   (23')渡邉 千真

 

少ないチャンスをモノにしたといえば聞こえはいいですが、実際には攻撃面での連動性が乏しくチャンスを作れていませんでした。

得点自体も相手DFの不用意なミスが起点となっていたので、あのようなミスがJ1ではなかなか起きないことも考えるとかなり厳しい結果となりましたね。

 

むしろ岐阜の仕上がりの高さというかチーム力に魅力を感じました。

昨年は失点が多くて課題だったと言われていましたが、きっちりバイタルを閉めてきて危険なボールをことごとくシャットアウトしていました。

攻撃もブラジル人3人の個の力を活かしながら、軽快なパス回しとスピードで攻め込んでましたね。

特に田中達也のスピードとドリブルが効いていたように思います。

ブラジル人3人がきっちりコンディションをキープできれば、今年の岐阜はなかなか良い結果が出るんじゃないでしょうか?

 

良かった選手

GK キム スンギュ

前評判どおりの守備を見せてくれて、非常に安心できる内容でした。

特にサイドからの処理の難しいところをパンチで逃げるのではなくキャッチしたところが良かったですね。

スローイングもセンターラインあたりまでレーザーのように飛んでいたので、攻撃も期待できます。

DF陣との連携が高まれば、さらなる活躍が間違いなしやと思います。

 

MF 藤田 直之

まだ連携が深まっておらず藤田の良さを100%出せていたとは言えませんが、プレースキックの精度の高さと中盤のバランスの取り方は非常に良かったです。

まだまだ窮屈にプレーしていたのでチーム戦術に馴染んでノビノビし始めたら、もっと効果的なパスなども出せるんじゃないでしょうか?後半に前目でプレーしていたときは、攻撃に連動性が出ていたように思えます。

あとはロングスローが見たいですね。

 

FW 渡邉 千真

ペナルティエリア内での落ち着きと決定力はさすがです。

かなり後ろにまで戻って守備もしていましたし、中盤でパス出しまでして昔の嘉人みたいになってました(笑) 

キャプテンとしてプレーで引っ張っていくと言っていましたが、頑張りすぎてケガや余計なプレッシャーを背負い込まないよう周りの選手がフォローしてあげる必要があると思います。

 

もうちょっと頑張って欲しい選手

SB 田中 雄大

前半は上がりも中途半端で低い位置でボールを受けては、後ろに戻すという消極的なプレーで左サイドに停滞を招いていました。

まぁそもそもパススピードが遅すぎて雄大にボールが来た時点で2人に囲まれているという状態が多くて可愛そうでしたが、もう少し相手を剥がしてからボールを呼ぶ動きをして欲しかったです。

守備面でも追いかける守備が多くなり、サイドで簡単に交わされてクロスを入れられていたのは反省です。結局千真の守備機会が多くなってしまいました。

 

MF 村松 大輔

TV中継でもネルシーニョに頻繁に注意されていましたね(笑)

対人守備は及第点だと思いますが、スペースを空けてしまうのはボランチの底のポジションでは致命的だと思います。

あとはパスですね。ダイレクトバックパスが多かったのですが、もう少し前にチャレンジできるよう頑張って欲しいです。

 

MF 小林 成豪

期待のルーキーの初お披露目ですので、あまり厳しくは言えないですが、もう少し判断力を上げて欲しいですね。

綺麗に裏に抜けてサイドで1対1になったときに、勝負にいかず中途半端なクロスを上げようとして失敗。今度は逆に低い位置で3~4人に対してドリブル勝負をしてカウンターの起点になってしまいました。

サイドでボールに絡んでいたときは良い動きをしていたので、判断力を上げて良いプレーをたくさん見せて欲しいです。

 

 

総括

全体的にコンディションが上がってきてなさそうでした。

パススピードが非常に遅かったですし、3人目の動きというのも感じられませんでした。

連携不足も非常に感じられたので、開幕までに1週間でどれだけ改善できるか。

今年の開幕戦はイベント自体が豪華なので、試合もきっちり仕上げてきてほしいです。