ヴィッセル神戸の各ポジション戦力評価[SB編][2015シーズン]
遂にプレシーズンマッチが今週末に迫ってきました。
他チームも開幕に向けて、盛り上がってきていますね。
ゼロックス杯はせっかくなので私も観てこようと思います。
それではサイドバックの戦力評価に移ります。
OUT
茂木 弘人
[ →福島/完全移籍 ]
モギが契約満了となり、地元福島に戻ることになりました。
復興チャリティマッチでも、いつも地元のために参加していたモギらしい選択だと思います。
まだまだJ1、J2で通用するコンディションで地元のためにカテゴリを落として
福島ユナイテッドFCに移籍したのはかっこいいですね。
昨年はあまり出場機会がありませんでしたが、出場したときに必死に繋ぐサッカーに適応しようとしていたように思います。
相馬、奥井とケガ人が続出する中、SBの穴を淡々と埋めてくれていました。
今年は福島で、あの高速ドリブルからのカットインシュートをバンバン見せてほしいですね。
IN
安田 理大
[ ←鳥栖/完全移籍 ]
あの安田が神戸に!
安田は小さい頃に神戸に住んでいたようで、数年前にブログで神戸は第二の故郷という風に発言してました。
その頃は調子ノリ世代というのも相俟って「てきとーなこと言ってるなぁ」と思ってたのですが
まさか本当に神戸にくることになるとは思いませんでした。
第一の故郷と思えるぐらい長い間、神戸活躍してくれると嬉しいです。
能力的にも日本代表クラスということで、疑いようがないです。
足元のテクニックもあり、走ることを厭わない献身さ、何より美しいクロスを上げるので
千真・マルキにどのようなクロスを供給するのか非常に楽しみです。
山口 真司
[ ←神戸ユース/完全移籍 ]
世代別代表常連の山口君が昇格を果たしました。
170cmと少し小柄ですが、スピード&運動量豊富で攻撃的な選手と評価されています。
ネルシーニョからも「現代的なサイドバック」と評価されているようで、将来が楽しみです。
まずは神戸で出場機会を掴み、いずれはA代表を目指して欲しいですね。
特に左SBは経験豊富な安田と相馬がいるので、二人になんでも聞いて吸収していってほしいです。
総評価
右SBが奥井、シュンキ
左SBが安田、相馬、山口
ということで年齢バランスも良く、ここ数年のウィークポイントだったSBの層の薄さというのを
少し解消できたのではないかと思います。
相馬は能力的には高いのですが、ここ最近の稼働率の低さが気になっていました。
そこに安田というスタメンクラスとバックアッパーの若手が入ることによりバランスが取れるようになったと思います。
右はシュンキと奥井の競争ですね。
ネルシーニョは単独で仕掛けることのできる奥井のほうを評価しているようです。
奥井は去年に大きく成長した選手の一人だと思いました。
守備の安定感も増し、難しい楔のパスの成功率が上がっていました。
ただ個人的にはシュンキの守備が見てて元気が出てくるので好きです。
非常に粘り強く、かつ運動量豊富なところが最高ですね。
右の競争は今年も見所の一つになるのでは?と思います。
総合評価は
「A+」とします。
長年の課題だったSBの層の薄さを埋めることができ、
年齢層のバランスも良く代表クラスもいて若手の台頭もある。
非常に良い戦力状況だと思います。
今年1年間で神戸のSBはどう進化するのか?
非常に楽しみです。